Wednesday, April 23, 2025

ISTより Apr.2025

4月も相変わらずイスタンブールに来ています。(でもこの次は成田行き♪)

ターキッシュエアラインズが夏ダイヤになったおかげで、機材はエアバスA350-900に。
垂直尾翼のカメラで、ローテーションがかかったタイミングが、上写真。
でも着陸時には故障して、ブラックアウトしていました。www

やっぱり直行便って、楽ちんです。昨日発券したマイレージプラスの特典航空券は1万マイル割引をやってくれましたが、FRAでの乗り継ぎが面倒なのでやめて、早朝発の直行便に切り替えました。ホテルのチェックアウトが午前3時でも、1万マイルおまけしてくれなくても、寝てれば帰れるのは、やっぱイイ!

エアバスの新造機でも、内装はボーイング787-9と同じ。
窓が液晶シャッターじゃないのは、写真が撮りやすくて好き♪ 

ボーイングばっかり乗っていても違和感はあまり無いんだけど… ここだけは、すげー変!
頭上のピクトサインが、なんだかすごくくどい。

ひとつひとつを見ると言いたい事は分かるけど、いっぺんに見せられると、くどい。

もう禁煙サインは廃止してもいいと思いますが、便所で喫煙して捕まる奴がいるし。
ユナイテッドは凄いです。便所で大麻吸って、最初に降機できた兄さんがいました♪

さてSFOを離陸したら… 窓外にはサンフランシスコ中心部が見えます。
左端にゴールデンゲートブリッジが半分見えて、画面中心の緑地はプレシデオw。

座っているとB787−9との違いがわかりません。そのまま違和感なくお食事開始。
世界最古のパンと一緒に、黒パンももらいました。…黒パンの方が美味しい。w

前菜のカートは豪華です。アスパラガスのスープは外せませんでした。
他は:海老とワカモレのサラダ、キノコのフライ、サーモンタルタル、そしてナスのサラダ。
「これだけでいいの?」って聞かれても、搭乗前にハンバーガー食ってるから、もう沢山。

主菜は… スズキさん、ビフテキさん、またはペンネパスタからの三択でした。

ターキッシュエアラインズでは、機内にコックさんwが乗っています。
コックさんwがメニューを配って、注文を取りに来ます。
試しに片言のトルコ語でお願いしてみました。

「マカラナラー、イスティヨルム。ルトフェン」(パスタをください。と言った)
「ご一緒にシャラップは?」(一緒にワインはどうよ?と聞かれた)
「よく・よく」(no, no と返事。yokは強いnoだけど、加減ができないw)

…でもちゃんと会話になっていたので嬉しい♪

トルコ語だとパスタはみんなマカロニ(マカラナ)です。トルコの先生が「スパゲッティがいいな」と言うのが、マカロニ食いたがってるのと判別できない。インタコのおすすめ料理に Mac n’ Cheese があるので、なおさら混乱する。(笑)

もひとつ言えば、ワインはトルコ語で「シャラップ」なので、これも初めて聞いた時は焦りました。トルコ語を解さない他の乗客と「『シャラップ』って言われてビビったよ〜」という話を、けっこうします。

「マカラナですよ〜♪」って持ってきてくれたのが、これです。
ペストソースのペンネが、パルメザンたっぷりなので予想以上にコッテリ気味。
パサパサのスズキさんとか、ガチガチ焼きのビフテキよりも、ずっと美味しい。

そしてチーズとデザートのカートがやってきましたが、いつもの組み合わせで。
ブルーチーズ、ストロベリーアイス、そしてバクラヴァを。
この日のチーズは外側を外して食すタイプでした。アイスのイチゴ風味は自然で美味。

寝る時間ですが… 1〜2時間しか眠れませんでした。
仕方がないので、手塚アニメの火の鳥祭りで時間を潰して。

到着の2時間半くらい前に、オレンジジュースをもらって、コーヒーどうするか聞かれて。
この機材にはエスプレッソバーがあるというパンフを見せれれたので、アイスラテを所望。
アイスラテ、届きました。ちゃんとグラデーションしています。味も濃厚で充分美味しい。

最初に受け取ったのは、いつものようにこんなです。
クロワッサンを持っていなくて、パイ生地仕立てはアップルパイでした。

アップルパイ食っておいて、オムレツはほうれん草だらけなのでメインにもアップルクレープを注文。
クレープがふたつに、ブルーベリーソースとクリームソースが添付されてきました。さらにお好みなら、ハチミツとバターも使えます。糖尿の儂には自殺幇助みたいなものです。

クレープがどうなっているのかわからないので、断面図を。
内部はこんなでした。アップルパイ同様に、甘く煮込んだ林檎が入っていました。

30分早着して、ホテルに着いたのは午後1時前。クラブラウンジのレセプションで、冷たい炭酸水を一杯頂いている間に、いつもの部屋にリンゴやバナナを用意してくれました。
部屋からの眺めは相変わらずですが… ボスポラス海峡の真ん中に戦艦が停まっています。

戦艦をアップで写すと、こんなでした。
トルコの国旗がついているので、ロシアやウクライナの物騒な船ではありません。
後でトルコの先生に伺ったら、この記事を投稿する23日は祭日だそうです。

「今日はバイラムBayramı(イード・アルアドハー:犠牲祭)ぢゃ」
「それって確か、道端でメーメーを屠るやつでしたよね?」
(トルコの先生には、メーメー、カーカー、ニャーニャー等で通じるようになった。www)

十数年前にも犠牲祭の日に滞在していて、道端で羊を屠るのを見てチビりそうになったのを思い出しました。

で… カラキョイのロカンタに向かう途中、人々がみんな道端に出て集まっていました。
すわ! また羊の頸動脈をカットしてるのか!?
…と、チビりそうになる前に、トルコの先生が近くの人に聞いてくれました。

「地震があったそうぢゃ」
「マジっすか? トラムに乗っていて全然分からんかった」

カラキョイ・ロカンタスに到着したら、もう地震の混乱はおさまっていました。
天気がいいので、テラスシートに座らせてもらいます。

ただ、ビルの間に見えるものが気になって仕方がない…。
クルーズ船の先っぽのほうが見えています。乗っている人もチラホラ見えるので気になります。

お食事開始で… 今日はナスのサラダが無いから、代わりに。ってふた皿もらえました。
ひとつは… 子羊のCTスキャン風。です。 白質と灰白質が分かる…ものをいただきます。
やや固めの豆腐みたい。クセはありません。

もうひとつは、ギリシャのタラモサラダ相当。
タラマとか呼んでいましたが、アテネで食べたタラモサラダと違いはありません。
魚卵のサラダなので、日本語のまま『タラコサラダ」と言って、無問題で通じます。

他にルッコラのサラダをもらってから、主菜はムサカです。(人がゴミのようだ。とは違います)
この日のムサカは、組み立ててないやつ。ポテトやベシャメルソースが無いぶん、ナスとにくが多めで美味しい♪

このへんで、トルコの先生のスマホが5分おきに鳴るようになりました。
聞いたら… 奥様が地震に怯えて、泣きながら電話かけてくるそうです。
トルコ語でも、夫婦の会話が手に取るように分かる…。

「あんたぁ!怖いよぉ!早く帰ってきてぇ〜!」
「うっせぇな。落ち着け!俺ァ今メシ食ってるんだ!」

日本語に置き換えると、多分こんな会話でしょう。流石に気後れして、提案しました。

「先生、この食事が済んだら帰ってあげたら?」
「…う〜む。申し訳ないが、そうさせてもらおうかのう」

ロカンタでデザート食べずに出てきましたが、隣のバクラヴァ屋に引っ掛かりました。(笑)
アイスクリームがサンドイッチされた、巨大バクラヴァ♪

これを十数年前に見て、でも注文を通せるまで4年かかった。
…という話をロカンタでしていたので、食べたくなったんです。

アイスクリーム入り巨大バクラヴァをやっつけていたら…
「ニャンか、くれニャいか?」
空いた椅子に登って、ノーラさんがひょっこり首を出しました。

先生がアイスクリームをやろうとするので、止めましたが…

「成人のネコは乳糖分解酵素を失ってるから、乳製品あげちゃダメ!」…って、言えない。
「ネコは甘味を感じる味蕾が無いから、甘いものは喜んで食べない」…これもトルコ語で言えない。

パイ生地の、バター多めの部分を与えたら、少しだけ舐めていきました。

その後、このニャンコは、隣のテーブルにいたアラビア婆の集団に散々な悲鳴をあげさせていきました。…でかした。www

「面白かったですね〜♪」
「アラブの婆さんたちがネコを嫌うとは、知らなんだ」

先生の奥様は引き続き電話かけまくってくるので、このへんで解散。
儂はその後、BAD BEAR というブランドのTシャツをムキムキな床山さんへの土産に購入して、ホテルに帰投。

その後これを書いてから、うどにゃーさんでミックスフライ御膳を平らげてきました。
これで今回のステー初日は終了。あと数日過ごしてからベイエリアに帰り、その翌週は成田行きです。

Thursday, April 17, 2025

YAYOI-ken Hillsdale

前記事でケーキ屋の『アントワネット』とか書いたせいで、そういえばパン屋の『アンデルセン』は、まだあったな。…と思いついて、電車を2駅乗ってヒルズデール・ショッピングセンターへ行ってきました。パン類はアメリカナイズされていて、それでもかすかに日本風の風味が残っている、良きダニッシュペストリーを買って…

お昼御飯、どうしよう…。

そうだ。

ヒルズデールにも「やる気なし・オチなし・意味なし」の『やをい軒』が出来たのを思い出し。
行ってみました。開店が11時30分だったので、開店の約10分前に到着。
なぜかお茶の伊藤園提供で、茶畑の中にはショーヘイ・大谷がいる…。

ドアダッシュとかウーバーイーツとかのギグワーカーが来ては、閉まった入口をたたきます。
入口をたたくと脇の「お持ち帰りコーナー」へと誘導され、オーダーを受け取っていきます。

モールの入口を入るすぐ横に YAYOI To Goって書いてあるのに。
ギグワーカーって… どうやら IQ 少なめの人が多いみたいです。(ぉぃぉぃ…)

そして開店。

ドアを開けた、やる気なしの中年のおっさんに「独り」と告げて席に通され…。

着座姿勢で正面を見た図。
ショッピングモールの中にあって『軒生彌』のお習字が少し痛々しいです。

ここは迷わずに、豚の生姜焼き定食、それに納豆御飯、茄子味噌(おかずだけ)を注文しました。

コークゼロもダイエットコークも無いので、飲み物はペリエを注文して。
パロアルト同様に、iPad でオーダーをかけたら… オーダーの現在位置が表示されます。

さすがにペリエはすぐ届きそうだな。…と思っていたら、あ、あそこにいるのは!?
猫型じゃない配膳ロボット!! かつ波奈にいた猫型ロボットの方がカワイイ!

なんか、ペリエ持ってるし! そしたらここに来るつもり!?

…注文が小瓶の水を一本だけで、なんかイヤかも。

儂の席の横で停まりました。「待たせたな。早く受け取れゴルァ!」って言われます。
こんな小瓶ひとつでも持ち上げたら受領したって認識できるんだ。…と、少し感心。

「そんじゃ、な。Have a good one!…って捨て台詞を残して去っていきました。

配膳ロボットがペリエ持ってきた。でもネコ型ロボットじゃなかった。
この後が暫く何も来ません。ヒマなのでポートレートモードで炭酸水を写したり。

やっと進行してきて、茄子味噌以外は出来上がったようです。
さぁ、またあの配膳ロボット来るのかな?って、iPhone カメラを起動する準備をしていたら…

中国人の配膳ババアが来て、いっぺんに置いていきました!!
「配膳ロボットに持ってこさせないの!?」
「あんたの注文は重すぎてロボットにまかせられないある。」

ロボットの重量制限が低いのか、トレーが重すぎて儂がひっくり返すリスクが大きいのか、どっちだ!?

ともかく、かなりいっぱい受け取りました。

本日の主役は、豚の生姜焼きです!助演の茄子味噌は到着が遅れています。
味はごく普通に美味しいんだけど… にくが繋がってる

短冊のように、というか、南京玉すだれのように、にくを一切れ持つと全部繋がってきます…。
そういえば、こないだパロアルト店で食べた時もにくが繋がっていました。ポリシーでしょうか?

定食のごはんは数種類にアップグレード可能なので、うなぎごはんに。
もちろん冷凍ですが、鰻蒲焼きのタレが嬉しい。

生姜焼きのタレ、茄子味噌のタレと三種類食べ比べできて楽しかったです。

ごはんのおかわりは、最初から納豆御飯でいきました。
たぶんカリフォルニア米のごはんです。もう慣れているので普通に食べられます。

ここへ載せるための納豆はサイドメニューから選べます。
さらに、からし・納豆のたれ・わさび・マヨネーズから添付品を選べます。
「マヨネーズ」という選択肢に軽く引きましたが、ここはカリフォルニア。

タレを加えて充分にこね回した納豆を、ごはんにかけると、こうです。
すぐ隣が空席だらけなので、安心して納豆臭いお食事を楽しめました。お土地柄、納豆は注文が少ないのか熟成が進んで、舌と上顎で簡単に潰れてとろけるように柔らかいです。西日本人にはドン引きでも、儂には郷土料理♪

そして、おみおつけもアップグレードしました。
あさりの味噌汁です。あさりが、かなりたくさん入ってきました。

これは手つかず。
観葉植物です。緑色なので見て楽しいから添えてあったのでしょう。

うなぎごはんの上層を退治して、生姜焼きで残りを食べ進めていたら…
「待たせたな。早く受け取れゴルァ!」と、配膳ロボットがやってきました。

茄子味噌おかずだけ。です。
土鍋の上で具材がグツグツ煮えたっていました。猫舌の儂にはいじめでしかありません。

でも、味噌味の茄子と豚肉が嬉しい。

これでイスタンブールへ出かける前に、充分な豚肉をチャージできました♪

全部届いたら、お会計はこちら。
茄子味噌がおかずだけで20ドル近いのは、さすがに割高に感じました。

チップ18%を加えて、全部を支払い終えたら、こうです。
67.75ドルは… 1ドル145円で換算すると、9,824円くらいです。
円安だと、円換算したら驚くほど高額に感じます。

さあこれで豚肉チャージ完了。イスタンブールに行く準備ができました♪
来週からまた1週間、トルコちゃんに乗っておでかけです。

Wednesday, April 16, 2025

Qu’ils mangent de la brioche

日本國でお暮らしの毒者のみなさま、主食のコメが不足・高騰の由、お察し申し上げます。

でも… でも… 言いたい。 是非この台詞を言いたい。






お米がなければお菓子を食べればいいじゃない!
Qu’ils mangent de la brioche! (Let them eat cake!)
 上写真は岡山の先生の御誕生日ケーキ@進駐軍食堂♪

ちなみに、儂がサンマテオに越してきた時は『アントワネット』という名の日系ケーキ屋がありました。

今度どこかで儂と遭っても、ギロチンにかけないでね…。

   §

でも、トランプ関税と渡り合うのに、アメリカのコメを買い付ければいいのに。>日本國政府

「お米が高いみたいだから、コシヒカリとかお土産にする?」

…という話を母にしたところ、

「カリフォルニアのコメは美味しくなかった」

そりゃ、貴女が百姓の娘だから口が肥えているんでしょ…。
儂も下宿を始めたら、売ってるコメの不味さに辟易しました。

「でも我が家に滞在中、食べたじゃない?」

「他に食べるものが無かった」

儂の減らず口な形質発現は、一部 X 染色体側に由来しているようです…。

「タイ米よりは美味しいでしょ?」

「あんな長い粒はコメじゃ無い! コメなんか買ってこなくていいから!」

絶賛で拒否られました。日本産なら古古米でも飼料用でもいいみたいです。

   §

ちなみに、これ書く直前に印度料理店から買ってきたビリヤニ食ってました♪

個人的には短粒米を食わなくても数ヶ月は平気な体になっていると思います。
でも禁豚肉は無理。…なのでイスタンブールには1週間以上滞在できません。

みなさま、コメを食いたくなったら是非ブリオーシュを食べてみてください。←くどい